保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年11月の総括)
11月も保有株は低調。ほかの方の仕込みからの伸びを見る限り、悲しくなってくるレベルですが緩く耐えます。
【購入報告】
ベンチャー輩出ケイパビリティと、日本におけるシェアリングエコノミー推進企業としての地位確立を評価。受託開発は今後も安定を想定。ソーシャルサービス事業は、今後少しずつ普及していくと考えると地合いは堅調。シェアリングエコノミーの普及に伴い、ベンチャー企業への資金提供によるエグジットや、自社で立ち上げる新規事業の飛躍を想定し打診買い。名証という地味さもハネるポイントとなるか。NOTTECOやTABICAなどは、知名度が上がればユニークなサービスと想定。フォトシンス(スマートロック、Akerun)などは上場にかなり近いベンチャーと想定。
▼ひらまつ
ホテル事業の寄与が不明瞭な決算から売られ、打診買い。おもしろいとは思ったものの、買ってみてそれほどの確信が得られなかったのですぐに手放すかもしれません
【売却報告】
▼大研医器
IR待ちという不透明なInの結果をずるずる引きずった結果、いい加減に損切りを決断。IRを注視するのを怠った結果、意味不明な株式譲渡を実施していたことに今更気づく。
(https://www.daiken-iki.co.jp/other/result.php?no=217&category=2)
私物化されている現状を鑑みるに、市場の期待に応える気は無いと判断。
▼パートナーエージェント
社長が持ち株の10%強を5月頭に向けて売却と発表。株主軽視、またこれからの株にも関わらず年初来安値を形成させる動きに違和感があるもいったん損切り。今後の動向を注視したい。
【IR分析】
売上低調でこの一年はほぼ成長なしといっても過言ではない決算。ウェディング売却、広告抑制は認識するも、そのリソースを振り分けている海外事業が横ばいという事で、社員は何をやっているのか。
株価が低迷するぶんには成長を期待しているのでまだ買い増しはしますが、成長の痕跡が見えないのはややつらいところ。自分を信じる根拠を求めたくなってしまうところです。
▼トレックスセミコンダクター
通期も上方修正も決算補足資料のデキは微妙。全体の需給バランスがタイトになってきているためフェニテックの高稼働が維持できたというように見えているが、トレックスの不調が非常に気になる。
トレックスの成長をけん引してきた産機・車載の伸びが止まってきており、ウェアラブルの伸びもぼちぼち。
電源ICは汎用化領域ではあるものの、小型化要求が強いと考えていたがこの見立てを変える必要があるのかと再検討。。。現在モジュール系市場の小型化/微細化の軸となっているスマートフォンセグメントがない(か、シェアがとれていない)事から、今後の更なる伸びは車載+ウェアラブル系によってある程度定義されるが、ウェアラブルはヒット製品をつかむ事ができるのか?車載は相変わらず低収益が想定という事から、中計の比較的保守的な数字も納得。
こうなると、株価伸長の軸は1部昇格やM&A期待しかないため、安定株ではあるものの成長期待もぼちぼちという。
中計での戦略の方向性は大筋間違っていないと認識。ただし、製品の高機能化(高耐圧、大電流、高温等)はいままでの小型化+αの軸であり、製品の高機能化を実現する技術がトレックスにあるのかは不明瞭。産機IoTが加速した場合に小型電源が必要になるというのはそうだと思うが、ここでシェアをとれるのか。フェニテックの領域は少し深すぎてわからないというのが正直なところ。