グローバル経営コンサル@株

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【保有株分析】JESCOホールディングス(1434)

(追記)2017年12月に売却しています。

 

①事業の成長は期待できるか
・確固たる強みは:安定した受注基盤と、設計コストの構造的削減
大口受注を減らし、受注先を分散させる方針であるため、本業収益は他社と比べ相対的に安定していると想定。加えて、工事設計機能の海外移転により、国内他社と比較し”構造的なコスト削減”に成功しています。
・成長ストーリーは:東京オリンピック需要とベトナムでの地位確立
東京オリンピックに向けて、引き続き需要は堅調と想定され、本業で崩れる事は想定し難い状況です。一方で、発展途上のベトナムでは施工実績積み上げにより今後の飛躍が予想されます。

 

②株価は割安か
・PERは割安か:概ね割安
過去比較で安値水準であり、PERから考えても割安。全般的なリスク対比では十分リスクをとれる水準の割安感と感じています。
・成長性やテーマ性は織り込まれているか:動意づいてはいないため、仕込み段階と推測します

 

③株価の成長は期待できるか
・テーマ性はあるか:東京オリンピックの工事 新興国ベトナム
・一部上場による伸長はあるか:まだ1部ではないが、当分先と考える
・その他、成長が期待できる要因はあるか:二億株

 

④リスクは許容できるか
・チャートは入りやすいか:じわじわ横ばい、方向感は出ていない
・テールリスクは許容できるか:太陽光買い取り制度終了と、二億株リスク

前者は、18年初頭までには買い取り制度が根本から変わることが想定され、駆け込み需要を考えると短期需要では心配はいらないものの長期は厳しいです。後者は、信者の動向を鑑み、成長が期待できない場合の10%程度余分な下落リスクは想定すべきです。

 

太陽光の動向と、東京オリンピックテーマと考えると、2017年後半~2018年くらいが期待値の観点から売り時かと思っておりますがどうでしょうか。