保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年10月の総括)
10月は日経の連騰記録が作られるなか、保有株は波に乗れず停滞。
【売買報告】
▼Jトラスト
偽造と詐欺で証券取引委員会から刑事告訴されたGLの件が、当然大きなインパクトです。実態を確認できる立場に無いので、不確かな情報を基に判断せざるを得ませんが、
・粉飾を行った領域は不透明で、拡大し得る(神戸製鋼の事例)
・トップ主導の粉飾は影響範囲が限定的とは言い切れない
という事から、今後の株価上昇と保有リスクを天秤にかけて判断しました。850円で処分。
【IR分析】
大研医器:相変わらず無風。コメント無し。
トレックス:上方修正が末日に。まだまだだと思いますので、静観です。
バーチャレクス:前回予想より若干上振れ。要因も不明瞭で予断を許さず。
パートナーエージェント:若干の失速も、出店嵩みは想定内。売る材料とはならず。
グリーンズ:出足好調。出店費用により費用は後で乗ってくる決算だが、暫くは安心できそうな数字。
ほしい銘柄はありますが、高値掴みが怖い、、、
【保有株分析】グリーンズ(6547)
(2018年9月売却)
チョイスホテルズのフランチャイズ運営”コンフォート”ブランドと、自社安価ブランド”グリーンズ”の2ブランドを扱うホテル経営企業体。資産は持たず、ホテル経営の専業オペレーター。世界的なブランド力を背景に、暫くは安定した収益を稼ぐ事業体で有り続けると想定。
①事業の成長は期待できるか
・確固たる強みは:ブランド力を背景とした展開+低価格路線、という明確な2極化戦略で、好況/不況に左右されづらいビジネスモデル。
・成長ストーリーは:低価格が実現できる確立されたオペレーションノウハウで、地道に稼ぎつつ、新規出店を重ねて地盤を強化していく安定的な成長を期待。全般的な訪日客の増大に、コンフォートブランドが明確な強みを発揮し、東京オリンピック周辺では盛り上がるのではないかと想定。コンフォートブランドの新規出店は現在予想されているとおりでこのまま右肩上がりでの開業を期待。加えて、グリーンズ周りの箱買い作戦(経営が厳しくなってきたホテルを買い取って、リニューアルして再利用)が、案件掘り出し状況によって左右されると思われる。
無理な成長を期待しない中計だが、このリニューアル動向によっては、上ブレし得ると考える。
②株価は割安か
・PERは割安か:10倍程度で、関連銘柄と比較しても割安。
・成長性やテーマ性は織り込まれているか:17年度8月に発表した中計の失望売り等で、成長期待は暫くは織り込まれないと想定。
③株価の成長は期待できるか
・テーマ性はあるか:東京オリンピックに向けた株価伸長に期待
・一部上場による伸長はあるか:現在2部のため可能性有り。出店加速のための資金調達需要や、ホテル買収による拡大戦略が信用度によっても左右される事を考えると、将来的には可能性有りか。一部上場済。
・その他、成長が期待できる要因はあるか:各種優待等は存在しないため、期待。当方購入後に有名個人投資家が参戦し、暫くは保有されそう。優待新設済
④リスクは許容できるか
・チャートは入りやすいか:2部上場したばかりのため不明。先ずは上場来安値を割ったのでチャレンジ。レンジ帯を推移も、上げ下げファンダなく業績も安定。
・テールリスクは許容できるか:フランチャイジー契約解除や、格安ゆえの悪評が該当。フランチャイジー契約の打ち切りは、フォーシーズンズの例もあるが現時点では考えにくい。風評被害リスクは、低価格ブランドはブランドを分散させることでリスク回避していると認識。
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年9月)
決算分析など(2017年8月17日)
週次の報告が面倒になってきたので、やめます。決算分析。
広告を絞りまくっているという説明に対して、有料会員が減少。ユーザビリティやら諸々の施策が功を奏してくる時間差があるとはいえ、この決算だと売られてもしょうがない。動画サービスは、強者の戦略でフォローしていればそのうち利用者増えるでしょう、という事で良いと思います。気になる点は
・レベニューシェアの売上低下
・有料会員の減少
・海外事業の伸長と収益化目途
JPXの銘柄入れ替えで、月末にもう少し株価が下がると予想。しかし思ったより下がってこず、指値未だ届いておらずです。
▼ブイキューブ
費用圧縮の構造改革はいい感じに進んでいるようですが、新製品がどうにも売れるイメージが無い、、、大上段に構えているテーマ性といい、ど真ん中なのですがいつくるのやら。
▼バーチャレクス
ボコボコ。タイムインターメディアの影響で売り上げ増なだけでコンサルは実質成長なしと認識。転職会議しか社内の雰囲気が読めないのですが、案件さえとれればなんとかサブコンとして生きていけるはずなので、そうしてダラダラ延命し人が育っていく間に、ストックビジネスが拡大していく絵面が描けるように頑張ってください。
▼トレックスセミコンダクター
進捗良し。旧トレックス、フェニテック両方の分析が説明資料で見れるので、方向性を確認し易い点は◎。会社の自信の表れともいえる気がします。
旧トレックスは、産業機器の伸長が止まったのが気がかり。産業機器は受注スパンが長いので、多少の期ズレが生じたというなら誤差の範囲。次Qに注目。
フェニテックは北米が大きく伸長。北米の研究センターの成果なのか。そんな早く出ない気もするのでこれも要因不明瞭。“後半は慎重な見積もり”という文言が気がかりだが、上方修正圧力への牽制だと思いたい。
また、販管費が少ないながらも3,000万円圧縮できている点を評価。合理化が進んでいるので、この調子で収益性を高めていただきたい。
▼Jトラスト
韓国好調なんですね。GLの株価が低迷している中での利益は立派。東南アジアの進捗率が良くない状態ですが、引き続き好成績を期待します。
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年8月4日)
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年7月21日)
【雑感】
トレックスセミコンダクターが久々高値圏。そのほか、監視銘柄にも変化なし。
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年7月14日)
【雑感】
JESCOの上昇は決算期上げだった様子。通期で見なければ状況が明確にわからない企業ですので、売上/利益は一喜一憂してはいかんのです。
で、冷静に考えるとここ最近JESCOの決算期待アゲは毎度のことなので、決算前に売っておいて拾えばそれなりなのでは無いでしょうかと思ったり。次回の本決算ではやりませんが、四半期レベルで試してみようかと思います。
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年7月7日)
【雑感】
JESCO、Jトラストが地味な上昇。それ以外は特筆すべきことは無し。
保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年6月30日)
【雑感】
日系平均等と比較し、監視銘柄の下がりは激しいです。とはいえ、欲しかったJトラを買ってしまったので、静観。。。