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【保有株分析】ブイキューブ(3681)

売買報告:事業の将来性ピカイチとか言いながら減損とか連発するので2018年1月30日に売却

 

今私の持っている銘柄の中で最も大きく負けているのがこのブイキューブです。 確固たる強み、はそれほどでもないのかなあと軌道修正しつつありますが、事業の将来性はピカイチだと確信しながら保有しています。

 

①確固たる強み:テレビ会議システムのモノポリ
テレビ会議システムは、ワークプレイスの分散化等により、市場が拡大していくと考えます。日本市場ではWeb会議市場でシェアが1位であり、その特性を考えると【Web会議は”セキュリティ”や”社員の経験的効用”の観点から安易にリプレイスが行われにくい市場】と考えます。すでに提供が本格化しているクラウドサービスによって、今後も堅調なシェア推移が予想されるため、国内における地位が脅かされることは考えにくい状況です。

 

②成長ストーリー:映像インフラを軸にした、多様な領域への進出
映像を活用した業務効率化は、様々な業界で効果を発揮してきています。通信インフラの進化により、映像活用のコストは低減を続けると考えられ、映像による業務効率化が進むのは必至です。多くの企業が映像技術を活用したコスト削減・新規サービスを模索するため、ノウハウと技術に強みのあるブイキューブが拡大路線を歩むと考えます。

 

③割安性:海外展開が予想より遅延しており、大幅に売り込まれている
海外事業への投資が足かせとなり、立ち上がりが遅れたため成長を阻害しています。しかし、一時の評価額(1,500円程度)を覆すほどの失敗ではなく、あくまで本業拡大の延長線にあり、まったく問題ない投資と考えます。しばらくは投資回収に時間がかかるとしても、現状の株価は将来期待に対して割安と判断します。

 

映像を活用した事業改善や、通信インフラが整うことによる新興国での需要拡大など、映像インフラの担い手として大きな可能性がある銘柄だと考えています。暫くは苦しい時期が続くかもしれませんが、、、頑張ってほしいところです。