グローバル経営コンサル@株

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保有株パフォーマンス(2016年11月11日)

トランプショックに日本株は右往左往させられましたね。大統領選挙の日はあいにく売買を判断できる状態になく、特にポジションを解消することなく突入。一時は大きくドローダウンしましたが、翌日の上げで大きく戻してきました。とはいえ、前週比と比べると大きくダメージを受けています。

ブレクレジットの時もそうですが、実態経済への影響が読み切れないがとりあえずマイナスである、というときは機関投資家主導で仕掛けが起こり、必要以上に下げてくるという図式のように感じています。今後もトランプショックを織り込んだ相場推移となるのかは、Noだと思います。ブレクレジットの時もそうですが、テーマの旬が過ぎれば、それぞれの個別株レベルに影響が落ちてきますので、保有株での影響領域を認識しておけばリスクコントロールは可能と感じています。

 

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保有株の動向ですが、ブイキューブは厳しい3Qを出してきました。全般的に売り上げ未達、為替差損と、かなり売り込まれる内容と感じています。海外展開の難しさに対する見通しの甘さが経営陣にあったものと想定されますが、暫くは選択と集中によって事業を見極めるステージが続くでしょう。

とはいえ、事業自体の方向性に大きな変化はなく、合弁会社を売却した遠隔医療についても、いわゆる“時期尚早”というレベルでしかないと思いますので、引き続き事業全体の成長期待は変わりません。

 

クックパッドはとても順調な3Qといえます。選択と集中を進めながら、本業での利用者を積み重ねている点は評価します。懸念点を挙げるとすれば、

・国内利用者におけるアプリ利用者横ばい

・言語別月次利用者が前Q横ばい

・プレミアム会員数推移の鈍化

といったところでしょうか。海外でのサービス展開はもう少し加速してくるイメージでしたが、今はまだお家騒動のごたごた+事業の売却によってあまり時間をかけられないという内情かと思っています。

 

APカンパニーは既存店の売上鈍化が著しく、業績の下方修正が行われました。企業の方向性に変化はありませんが、厳しい3Qが予想され株価は大きく下げています。もう少し下がってきたら買い増しを予定しています。