グローバル経営コンサル@株

グローバルファームの経営コンサル。事業分析スキルを活用し奮闘中。

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年5月19日)

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【決算所感】

▼大研医器

来期10%の減のネガティブサプライズ。5月末の説明会資料が待たれるが、意外と株価は底堅い動きをしていて、あまり注目が集まっていなかったといえばそれまでなんでしょうけどなんだかなぁ、どうしようかなあという感じ。

 

▼トレックス

決算補足資料で、フェニテックの用途先アプリケーションの開示有り。想像以上に、産業・車載領域が小さく、単価下落による売上減影響が気になる。用途先の詳細開示はこれ以上無かったが、18年度計画値からも、Other売上減は見えてきている。

 売上計画においては、自動車領域の売上がそれほど増えていない計画なのが気になるところ。中京地区強化は寄与しないのか?いずれにしても、中計策定を待ち、その計画値からもろもろ判断したいと思います。

 

【雑感】

日経平均のシナリオ予想に挑戦しており、いろいろ仕事が忙しいので諸事進んでいないが感覚的には大局観を持っていないので、きちんとアプローチすべきではないかという課題意識。ここからある程度落ちるシナリオなのか、為替追従のためまったく読めない市況となるのか。予想する術くらいはもう少し持ちたい。

 

バーチャレクスの子会社についてリリース有り。高専で活用する共通システムの開発を委託され、19年度までの全国展開を見込むという事で、それなりにメシの種としてはレベルが高そう。「炎上しなければ」の前提は入るが、公的システムの収益性は低めだが安定的。積み上げてノウハウを蓄積しながら順調に成長してほしいところです。

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年5月12日)

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【決算所感】

クックパッド

事業整理後の決算。売上、利益の減少は想定範囲内。

国内:サービス利用者の減少(DAU↓)と、プレミアム会員数増加の鈍化。まあこっちは継続して稼いでくれれば、基盤は盤石とみる。レベニューは若干伸びが鈍化か。

海外:DAUが増えていないのは大問題。海外事業に集中する戦略ですきりっ とか言っててこのレベルとかアホなんですかね。次Qも横ばいもしくは鈍化の場合はちと考え直そうかと思います。

 

▼ブイキューブ

サプライズは無し。次Qまでは構造改革についての評価は保留です。

 

▼トレックスセミコンダクター

数値進捗はOK。業績予想も15%成長かつ為替も110円想定で底堅いと認識。セグメント状況は、5月17日のアナリスト説明会の決算資料を待ちますが、エリアの利益状況は、アジアと米国の状況が前回短信からいくばくか悪化しており、若干の懸念。

 

▼バーチャレクス

営業利益は10%上方着地。一方で、来期予想がまさかの営業利益減益で、だいぶゲスな企業だと思い始めてきました。アナリスト説明会のある5月末に説明会資料が出るようなので、その資料の開示を待ちます。

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年4月28日)

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【雑感】

市況は小康状態で特に言及もなく。北朝鮮もう少し盛り上がらないかしら、、、買いたい銘柄は指値届かず、またゆるゆる待つ一週間となりそう。

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年4月21日)

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【売買報告】

FPGを月曜寄り付きで売却。市況が回復してきたので、若干底感はありますが、いったん目標とするキャッシュ比率は達成。

https://goo.gl/ZN3LdK の税制改革が年末に出てきて、「一定は業績に影響+節税スキームの官取り締まり強化」という事で市場環境に対する認識を改めていました。

3月にかけてはやはりFPGは例年通り株価伸長時期という事で、少し余裕をこいて売ろうと考えておりましたがうまく指値に届かず、指値を調整していたらあれよあれよという間に下落。なんとか業績の上方修正のタイミングで売りという感じで、売却のタイミングとしてはうまくないなあ、なんだかなあという事なんでしょうけど。

 

【雑感】

キャッシュの比率が半分をこえてきて、暴落どんとこいという感覚ですが、市況は落ち着いております、、、

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年4月14日)

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【雑感】

ついに含み損。いろいろ利益確定を進めたという事もあるが、

・JESCOの決算が振るわず大きく売り崩し

・バーチャレクスの底が抜けて下降トレンド真っ最中

クックパッドも底が抜けてYL

・もはやブイキューブは目をつぶる

という事で、含み損ですこんにちは。

 

欲しい銘柄群もじょじょに下がりつつあるのでどこかで買い向かおうかと思っておりますが、セリクラ感一切ないのにこの含み損という事は、やはり銘柄のディフェンス力を見極める力がまだまだ弱いのだと反省。

 

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年4月7日)

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【雑感】

どどっと下がり、PFは大きく毀損。とはいえ、現金保有比率は今までで一番高い状態ですので、まったく気にならない。

FPGはとある報道から、どうしても売りたい理由が出てきたので利確したいのですが、なかなか指値に届かず売り逃げられず。まあ機会は有るでしょうから待ち。

 

買いたい銘柄もぐりぐり下がってきてますので、ぼーっと市場をながめたいとおもいます。来週はJESCO決算

保有株パフォーマンスとトピックに関する雑感(2017年3月31日)

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【売買報告】

APカンパニーを権利付き直前のタイミングで利確。PAに続き、こちらも予定通りの手じまい。あまり店舗の状況が好転しないまま、市況が株価を押し上げた雰囲気満々だったので、市況の反転と共に下落してしまうと考え一度売却。

 

先月、塚田農場に足を運んだのですが、かなりの慌ただしさでオペレーションが非常に粗雑になっておりそれも手放す一因に。週末の混雑する時間帯だったので一定の混乱は許容とはいえ、全般的にはお客さんのオーダーに4割くらい応えられておらず、従来もっていた“コスパ感”とはだいぶ離れていた印象。やはり実際の現場を見るのは大事ですねえ。(とか言って権利確定後の権利落ちをモノともせず株価は上昇しており、やはり見る目なしなのか、、、)

 

NISA枠でIPO当選したネットマーケティング100株は、10時の初値で約定。ロックアップ解除周辺が強く意識されており、想定した価格にまったくとどきませんでした。

もう少しロックアップ価格ぎりぎりまで引っ張るべきだったと反省しておりますが、宝くじにあたったようなものだと考え、一つの経験と割り切り。

 

【雑感】

Sell in Mayをイメージして、幾つか利確を進めた3月末。この選択が今後どう出るか、、、

【保有株分析】バーチャレクス・コンサルティング(6193)

(2018年9月:再購入)

(2018年1月:利益確定、全株売却)

 

CRMパッケージを主要領域とするITコンサル。CRMは引き続き成長領域であり、請け元の大手総合/ITコンサル等からの案件受託は好調と想定されるうえ、コールセンターの受託につなげることで“ストックビジネス化”も可能な事業構造が魅力。

 

①事業の成長は期待できるか

・確固たる強みは:大手コンサルからの案件受託が可能なプロマネ力。バーチャレクス自体は、よくあるITコンサルと認識すべきだが、在職者に聞く限り社内の環境は前向きで能力の高いメンバーも複数抱える事ができており、事業の成長余地は十分と考える。加えて、コールセンター等のストック案件で顧客を抱え込む事業構造が成長してくれば、単なるITコンサルでは終わらない収益構造を保持できるため、不況耐性等も有り。

・成長ストーリーは:クラウドによる低価格化志向を背景に、プロジェクト化ニーズは一定の規模で存在。加えて、新製品のAI活用パッケージ等のテーマでドライブをかけていくイメージ。

 

②株価は割安か

・PERは割安か:17年1月現在、下方修正された業績予想に対して割高。期ズレの検収案件等を考慮し、実質は10~15倍と想定。市場の成長性から見て投資可能水準。

・成長性やテーマ性は織り込まれているか:一定の成長性を織り込んでいたが、業績下方修正により売り込まれ、17年3月段階では織り込みは限定的と想定。

 

③株価の成長は期待できるか

・テーマ性はあるか:AIによる運用効率化、CRM市場の伸びに付随した成長。ビットフライヤーとの共同案件など仮想通貨関連株。

・一部上場による伸長はあるか:社長自ら、“できる限り早い段階での1部上場を目指す”とコメント。

・その他、成長が期待できる要因はあるか:親会社のシンプレクスも順調で、株価を手放すリスクは低い

 

④リスクは許容できるか

・チャートは入りやすいか:比較的入り易かった

・テールリスクは許容できるか:プロジェクトの炎上や、顧客情報流出等がリスクとしてあげられる。特に、コンサルティング系の企業は、業容拡大に伴いコンプライアンス対応が伴わないケースが散見されるため、留意が必要

 

 

下値リスクは限定的であり、“所属する市場の成長性”と“1部を目指すという姿勢”を鑑み、良銘柄と考えるが、今後の成長動向を注視したい。

【保有株分析】ブイキューブ(3681)

テレビ会議システムのトップシェア企業であるブイキューブ。参入障壁が低い事業領域である一方、実績が重視される領域だと認識。現在は、不慣れな業容拡大施策が裏目にでて大きく売り込まれているが、今後の回復に注目している。

 

①事業の成長は期待できるか

・確固たる強みは:テレビ会議システムのモノポリ

ブイキューブは国内市場ではシェア1位である。Web会議サービスの参入障壁は低く、多くの企業が参入してきているが、十分なユーザー数を保有し、多額の開発・インフラコストを投下できるブイキューブは規模の経済を背景とした強みを持つ。国際展開時の多言語対応/通信インフラ投資は、他社の追随を許さず、本質的な競争優位と考える。

 ・成長ストーリーは:市場の成長を取り込み、拡大

テレビ会議システムは、ワークプレイスの分散化等により、市場が拡大していくと考える。加えて、Web会議システムの導入特性を考えると、【”セキュリティ”や”社員の経験的効用”の観点から安易にリプレイスが行われにくい市場】と考える(スイッチングコストが高い)。そのため、今後も堅調なシェア推移が予想され、市場の成長も取り込み拡大していくと想定。

 

②株価は割安か

・PERは割安か:現在は割高。当期純利益の最高は2.6億円(14年12月)であり、対売上高で6%程度となる。成長シナリオとして、2018年度まで年10%程度の成長+当期純利益率が5%程度まで回復したとすると売上高約90億円、4.5億円の純利益となり、PERが30倍が適正値とすると675円。利益率が10%台まで来ると、1,300円程度となる。

・成長性やテーマ性は織り込まれているか:成長期待が織り込まれており、高値水準。

 

③株価の成長は期待できるか

・テーマ性はあるか:映像インフラのNo1企業。

・一部上場による伸長はあるか:すでに東証1部

・その他、成長が期待できる要因はあるか:海外展開の加速。他社からのM&A期待。

 

④リスクは許容できるか

・チャートは入りやすいか:現在が底と見ることができる

・テールリスクは許容できるか:経営がだいぶお粗末とみられるが、市場シェアに影響しないよう統制を強められるかに注目

 

若干塩漬け気味ですが、将来性は高いため都合の悪いことを見ないようにし期待している銘柄です。